タグラグビーを一言で説明すると「ボールを使った追いかけっこ」です。 

 

ラグビーのタックルの代わりに、腰に付いたタグを取るのでぶつかりあいがなく安全です。 

仲間とパスをつなぎあいボールを持ってゴールに走り込み、地面に置けばトライ!得点です! 

ドリブルやシュートなど特別な技術は必要ないので誰でも簡単に楽しめます。 

プレーヤーは、腰にベルトを着け、両腰のワンタッチテープの部分に「タグ」を着けてプレーします。 

攻撃では楕円のボールを抱えて自由に走り、守備はボールを持ったプレーヤーを追いかけてタグを取ります。 

タグを取られた攻撃プレーヤーは味方にボールをパスします。 

得点が入りやすく、すべてのプレーヤーが活躍でき、攻守とも運動量が豊富で、走る爽快感を存分に味わえるなどの特徴があります。個人技よりもチームプレーが重要な陣取り型のボールゲームで、誰でも活躍できて男子も女子も大人も子供もみんな一緒に楽しめます! 

タグラグビーの基本的なルール

● コート 

タグラグビーのコートは右図のような 

コートを使用します。 

● 必要な用具 

ボール(楕円形)のラグビーボール 

タグベルト 

タグ(一人につき2枚) 

● 1チームの人数 

基本的には1チーム5人で行います。 

● ゲームの始め方 

両チームはコート中央のラインを挟んで向かい合い、握手をかわしてあいさとをします。 

次にじゃんけんをして最初 にボールを持って攻めるチームを決めます。 

攻める側のチームがコート中央からフリーパスをすることでゲーム開始となります。 

フリーパスをする時に守る側は相手から5m離れていなければなりません。 

● 得点方法 

攻める側がボールを抱えてはしったり、パスを回したりしながら前へと進み、相手側のゴールラインを越 えてインゴールまでボールを運んでボールをそこに置くことで1点となります。この得点のことをトライと言います。 

● 守る 

守る側はボールを抱えて走ってくる人の前進を、タグを取ることで止めることができます。 

左右どちらかのタグを取ったらタグを頭上に指し示し、「タグ!」と大きな声でコールします。  

タグを取られた人は、すぐ走るのをやめてできるだけはやくパスを回さなければなりません。 

タグを取った人はタグを手渡しで返すまで、取られた人はタグを返してもらい再び腰に付けるまで ゲームには参加できません。 

● パスのタイミング 

パスをするタイミングは基本的にいつでも構いませんが、ボールを前に投げることはできません。 

前に投げてしまった場合はスローフォワードという反則になり、反則をしてしまった地点から相手チーム フリーパスでゲームを再開します。 

再開時のフリーパスもゲームの中でのパスと同じように、前に投げられないことと、フリーパスをしない 側に人はゲーム開始時のように5m離れます。 

● タッチラインを越えた場合 

ボールを持った人がタッチラインを踏む、越えるといった場合や、パスしたボールがタッチラインの外に 出てしまった場合は、その地点から相手チームのフリーパスでゲームを再開します。 

● 反則 

・パスを前に投げてしまう ・相手とぶつかる ・両手を広げて守る ・タグを取ろうとした手を払う 

・ボールを前に落とす ・ボールを蹴る ・ボールを持ったプレーヤーが回転する 

これらの行為を行うと、相手側からのフリーパスでゲームを再開します。 

● オフサイド 

守る側の人が、ボールを抱えて走って攻めてくる人のタグをとった直後に起こります。守る側がタグを とったら、その地点と両サイドのタッチラインを結んだ線上に生まれるオフサイドラインより前では、 守る側の残りの人達はプレーすることができなくなるのです。

このオフサイドラインより前の位置に立ってタグ後のパスを守る側の人がカットしてしまったり、タグ後 のパスをもらおうとしている攻める側の人のすぐそばまで先回りして近づいておいて、パスがわたったら すぐにその人のタグをとってしまう、といったことはオフサイドの反則ということになります。 

 

基本的には上記の様なルールがありますが、競技する人たちの年齢や運動能力に合わせてルールを抜いたり追加して行うことで、みんなが協力して楽しんでゲームしています。